学園&地域交流ネットワーク 本文へジャンプ

活動内容
これまでの主な活動

 

「学園&地域交流ネットワーク」は2004123日に発足以来、今日まで様々な活動に取り組んできました。その主なテーマは@情報発信、A地域交流、B人にやさしい街づくり、
C折尾の歴史と文化の活用、D他団体との協働の5つに分類されます。ここではそれぞれの
活動についてその概要を紹介します。

(1)情報発信事業

@【月刊ニュース「フレスター」発行】本会の定期刊行物として20042月以来、20134月で第100号となりました。このニュースでは、本会の活動計画や事業報告、そして会員及び会員外の方々からのボランティア活動などに関する取り組みを投稿していただき、また折尾地域をはじめとして北九州市における様々な行事やイベントそして街づくりに関する情報を発信してきました。

20092月にはフレスター第50号記念特集号、20134月にはフレスター第100号記念特集号を発刊し、「折尾のまちづくり〜私の願い〜」をテーマに、各界の代表の方々から数多くの提案と本会への激励の言葉をいただきました。

A  またホームページを20048月に開設し、本会の紹介や活動等の記事と「フレスター」各号を掲載してきました。

 

(2)地域交流事業

@【交流拠点・ゆめ広場の運営】本会の活動目的のひとつである地域住民と学園教職員・学生との日常的な交流の場として、2006424日にオリオンプラザ1階に「ゆめ広場」を開設しました。
この広場は地域住民、学生など誰でも、いつでも自由に利用できる「憩いと交流の場」であり、様々なボランティア活動の場としても活用して頂くことを目的に運営してきました。
この広場は買物に来られた方、バスや電車を待つ方、そして高校生や大学生、高齢者の休憩と交流の場として毎日100名前後の方々に利用していただきました。またこの広場で「手芸教室」「街ボランティア養成セミナー」「命の授業」「茶話会」「クリスマス会」「バイオリン演奏
会」など数多くの多様なイベントを開催してきました。

【ゆめ広場の家賃】(2006年度:福岡県地域ボランティア活動支援促進事業)

助成金の全て(30万円)を家賃補助として使用し、他は寄付等で賄いました。

さらに家賃捻出の必要があり、200864日からこの広場の一角で常設の「リサイクルバザー」を始めました。このバザーは数多くの方々から家庭の不用品を無料で提供していただき、その全てを家賃の補充に当てました。

【ゆめ広場の閉鎖】ゆめ広場を清潔で健全な環境を維持管理していくことは、朝から夜まで毎日常駐スタッフの確保していく点で大変な困難を伴い、残念ながら20108月末日をもって閉鎖することになりました。

A【学園と地域の架け橋事業】(2005年度:北九州市ひまわり基金による助成事業)

この事業は「地域交流の活性化とネットワーク構築」を目的に、折尾地域での学校、公共施設、市民センター、ボランティア団体などの相互交流と協働の可能性を追求するために、関係諸団体・個人を対象にアンケート調査を実施し、その結果を「学園&地域交流ネットワーク 架け橋データハンドブック」にまとめたものです。

 

(3)人にやさしい街づくり事業

本会は「人にやさしい街づくり」をメインテーマの一つとして、高齢者や障害者も含めて誰にとっても住みやすい街づくりを目指して、学習と交流活動に取り組んできました。

@  【国際交流】街歩きや交流会等の開催で留学生との交流に取り組みました。

A  【地球のステージin北九州】(2007年度:ムーブフェスタ市民企画事業)

「地球のステージin北九州」の実行委員会を立ち上げて、ライブイベントのステージ12を企画しました。当日、台風の為、ミニライブイベントに変更して開催しました。

B  【人にやさしい街づくりセミナー】視覚障害や肢体不自由の疑似体験、バリアーフリー住宅設計講座、ユニバーサルデザインによる公共交通空間のデザイン講座、認知症サポーターセミナー等を、各界で活躍されている方々を講師としてお招きして開催し、地域の皆さんと一緒に学習と実践に取り組んできました。

C  【障害者の就労支援と社会参加促進事業】(2009年度:WAM独立行政法人福祉医療機構助成事業)「安心してみんなで街に出かけよう」事業実行委員会を立ち上げて、北九州市内の各種障害者施設の事業の実態と地域支援活動に対する意向調査を行い、その結果を「障害者施設と地域の架け橋ガイドブック」にまとめて、市民センターやボランティア団体、支援学校、大学などに配布しました。

D  【授産品バザー】上記の助成事業の一環として、10数件の授産施設の参加を得て  「ゆめ広場」において「授産品バザー」を200910月から月1回のペースで開催し、一時中断や隔月開催を経て、20115月からは毎月開催しています。なお、会場は  「ゆめ広場」閉鎖後も当施設の御厚意により20131月までオリオンプラザ1階を 使用させていただきましたが、20132月からは主たる会場を「レンタルスペース&カフェドルフィン」に移すことにしました。

E  【架け橋交流会】この事業の三つ目の課題として、障害者施設を運営されている方々との「架け橋交流会」を10回開催し、ボランティア活動の在り方などについて活発な意見交換を行いました。

F  【障害者施設と地域の架け橋交流事業】(2010年度:北九州市きらきら助成事業)

前年度のWAM助成事業で取り組んだ架け橋事業を引き継ぎ、残された課題に当たるために、授産品バザーの再開、学習&交流会の開催、そしてあらたなガイドブックの作成に取り組みました。この事業は前年の調査で知った障害者施設側からボランティア活動への要望に応えていくために、ボランティア団体や社会貢献活動を行っている企業を調査し、その活動を紹介するとともに、ボランティア活動の在り方について更に学習を積み重ねて、障害者施設に対する支援活動に関する理解を深めることを目的にしたものです。この事業で作成した「障害者施設と地域の架け橋ガイドブック(企業編)」は障害者施設、ボランティア団体、市民センター、学校などに配布しました。

 

(4)折尾の歴史と文化事業

折尾駅舎や西鉄電車高架橋、堀川など折尾に存在する歴史的遺産の保存・活用を目指す諸団体 (折尾駅舎・堀川運河を保存する会、風景にきづく・景観をきづく実行委員会、北九州市レトロを創る会、折尾文化会議など)との交流と共同企画を進めながら、本会としても独自に折尾の歴史的遺産の調査と市民へのPR活動、そして北九州市やJR本社への要請行動を行ってきました。

@  ゆめ広場や折尾駅構内での写真・絵画・和歌などの展示会を開催しました。

A  折尾駅舎や堀川の歴史的価値と活用に関するシンポジウムを開催しました。

B  【折尾レトロ観光事業】(2011年度:北九州市きらきら助成事業)

「折尾駅周辺タウンガイド」「折尾の文化や歴史を紹介する小冊子を10月に5000部発行し、大好評を得て翌年2月に補正を加えて3万部の改定版を発行しました。

「折尾観光サポーター養成講座」を6回にわたって開催し、現地見学をしながら折尾の歴史遺産を、延べ100人の参加者に学習していただきました。

C  2012822日に「折尾の歴史遺産を活かした街づくり」をしていただくよう北九州市長と市議会に陳情し、建築消防委員会で口頭陳述も行いました。陳情の内容は、○新折尾駅に改札口を2つ以上設ける。○南改札口が設置される場合は現在の折尾駅舎を活用する。○折尾駅構内の貴重な土木遺産等を文化財指定する。○現在の折尾駅舎を文化財指定する。○折尾駅、堀川運河、旧西鉄電車赤煉瓦アーチ高架橋等の歴史遺産を活かして折尾を「まるごと博物館」にする。

D  201298日にオリオンプラザにて「折尾駅周辺の街づくり」を考えるシンポジウムを折尾文化会議の主催で開催し、本会も全面的に協力しました。藤中寛之氏の進行で進められたディスカッションではパネラーの清水憲一氏、廣崎篤夫氏、樋口清氏、江島勉氏、蒔田加代氏が、それぞれの立場から折尾駅舎の保存の意義や市民の立場に立った再開発の必要性を訴えられ、会場参加者からも活発に意見が出されました。

E  2012123日に折尾駅舎を国の「登録有形文化財」に指定するよう北九州市議会に陳情しましたが、1210日に建築消防委員会で不採択となりました。

F  北九州市議会が20131月に解散し、選挙が実施されたことに伴い、私たちの陳情事項のうち審議未了であった事項について、322日に再度陳情しました。

その内容は、◇新折尾駅舎を、立体交差駅であったことを証明する左右アンバランスの外観にする。◇新折尾駅の2階に歴史資料室と展望スペースを設置する。◇折尾駅の部材を出来る限り新駅舎に活用する。◇歴史遺産を活かした街づくりにする。

G  折尾駅舎は20133月末までに完全に解体され、4月から新しい駅舎の実施設計に入ることになっています。これからも私たちの要望が出来るだけ新折尾駅に反映されるよう、提案と陳情活動を続けていきたいと思います。

 

(5)他団体との協働事業

私たちはこれまで9年間の活動で、出来る限り多くの街づくり団体、ボランティア団体、障害者施設などとの交流と協働を進めてきました。これからもこれらの団体などとの協力・協働の関係を維持発展させていきたいと思います。

@  おりお未来21協議会(発起人、運営委員、20115月退会)

A  地域通貨オリオン委員会

(理事、コーディネーター、地域通貨の流通と交流会へ参加、ひとつぼてん参加)

B  北九州福祉のまちづくりネットワーク(住みよい街づくり調査・学習・提言)

C  八幡西ボランティア連絡協議会(情報交換、ボランティアフェスタ等への参加)

D  北九州市民サミット(実行委員、市民サミットへの参加)

E  北九州市民カレッジ(市民による企画講座に参加)

F  男女子育て環境改善研究所(景観発見&まちづくり体験ツアーと協働企画など)

G  風景にきづく 景観をきずく実行委員会(福岡景観文化展、まちあるきツアー)

H  折尾駅舎・堀川運河を保存する会(シンポジウム開催やイベントに全面協力)

I  堀川再生の会・五平太(ガイドブックの作成などで相互協力)

J  歴史遺産「北九州市レトロ」を創る会(市長や市議会への陳情などで協力)

K  折尾駅舎を改札口として活用する会(南口改札設置に関する署名活動に協力)

L  折尾文化会議(シンポジウム開催に全面協力)

M  涛懸はまゆう太鼓(障害者施設との交流会などで相互協力)

N  折尾堀川うたまつり(ライブイベントの広報や机・椅子の貸出等で協力)

O  東日本大震災救援(被災地避難者の会と交流、支援物資援助協力)