フレスタ― 2022年12月 216号
八幡西区総合文化祭・俳句大会
11月3日の文化の日の祝日に「八幡西区総合文化祭・俳句大会」が、折尾街づくり記念館(JR折尾駅高架下・オリオンテラス)で開催されました。以前、オリオンプラザがあった頃はいつもそこで開催されていたそうですが、駅前の開発で撤去され、折尾での開催は5年ぶりとのことです。
会場には、事前に投稿された句の入賞作品の光景を撮影した「俳句入りの写真展」が併催されており、短冊とはまた違った雰囲気でとても良かったです。
まず、「当日投句席題発表」があり、『鰯雲』と『駅』になりました。
会場で句を書かれてもいいのですが、折尾駅周辺を実際に散策され句を考えられるということで、希望者の方のみですが、折尾駅と周辺のまち歩きの案内をしました。みなさん、大きく変わってしまった折尾駅や街に驚かれると共に、これから先どのように変わっているのかなど多くの質問を頂きました。
講演会 折尾駅の軌跡
今回、学園&地域交流ネットワークは、当日句の審査がされている間(約1時間)、『折尾の軌跡』というテーマで講演と、句を作る際のまち歩きの案内を少し行いました。
講演の内容は、今年1月2日に折尾駅が完成した際に作成した小冊子「折尾の軌跡」と、折尾地区総合整備事業で大きく変わる折尾の街の移り変わりを記載したリーフレット『折尾の激変版』と、これからの折尾駅周辺の予定を話しました。
立体交差の線路がどのようにして、現在の高架になっていったのか、筑豊本線が切り替わっていく経過の写真など、最後まで興味深く見聞きして頂けました
俳句大会 入賞作品
◆ 北九州市議会議長賞
新しき駅に迷ひて日短 (中山登美子)
◆ 八幡西文化連盟賞
SLの駅舎の記憶いわし雲 (赤石和夫)
◆ 八幡西区長賞
赤レンガ残せし駅の小春かな (岩見英華)
◆ 秀 作 賞
学生の集う駅舎や秋高し (末澤孝子)
秋店や大正ロマン残す駅 (藤井明子)
いつ来ても猫のゐる駅秋ざくら (坂井愛子)
ほつこりと駅の丸椅子小鳥来る (上村サユミ)
鰯雲駅弁売りの声こだま (上月ひろし)
折尾学園大通りのイルミネーション
11月25日、18時に『折尾のイルミネーション』の点灯式が学園大通りでありました。
点灯のカウントダウンで、一斉にイルミネーションが点灯され、ステージでは、キッズダンスや地元のバンドによる演奏、歩道で豚汁やカレー、焼き鳥やホットワインなどのお店が出店し 学生たちと共に賑わっていました。
今年も「折尾駅舎」や「大きなハート」など、インスタスポットが用意されています。
期間:2023年2月25日(土)までです。
(堀川運河沿いのイルミネーションは今年は実施されていません)


映画『レッドシューズ』 堀川の飲食街が映像遺産として残される!
東筑高校出身の雑賀俊朗監督の『レッドシューズ』がアサデスで特集されました。
(https://www.youtube.com/watch?v=k_R4iERrG8Q)
シングルマザーで、崖っぷち女性のプロボクサーが、幼い一人娘の養育権を義母から取り返す
ために、ボクシングの世界へと再び戻り、チャンピオンを目指し奮闘する姿を描く映画です。
雑賀監督が通学の時に通った「堀川のレトロな飲食街」など、折尾総合整備事業で無くなるので『映像遺産として残しておきたい!』との思いで撮影をされたそうです。
堀川の飲食街は、コロナ禍で電気も消え真っ暗だったのを、飲食店に協力をしていただき明りをつけてもらい撮影したそうです。是非、見に行かれて下さい!
◆北九州市は先行公開:12月9日(金)から、 全国は、来年2月24日からです。
全てが北九州ロケ作品で、聖地巡礼ガイドブック「RED SHOES KITA-Qクロニクル」が
12月5日に発行予定です。
認知症の徘徊の方の発見に 『北九州市見守りシール』
『見守りシール』は、行方不明になった方を発見した際に、QRコードが印字されたシールで、 家族や介護者が登録した注意事項などの情報をスマートフォンなどで読み取ることができます。更に、発見者と家族や介護者が、インターネット上の伝言板を通してやり取りを行うことができるものです。
「QRコードのラベルシール」は、着用する衣類の背中上部、
右腕上腕部、帽子の右側、シルバーカー、杖、持ち物やベルト
に付けるキーホルダーなどに貼付して使います。
北九州市では、12月中旬から本格導入される予定です。
詳細は、区役所の高齢者障害者相談係、または北九州市内24カ所の地域包括支援センターで入手できます。

折尾の駅広 まるごと博物館
折尾駅の南側駅前広場は、現在、旧・筑豊本線や旧・福北ゆたか線(短絡線)の線路や鷹見口の改札の建物も無くなりました。今から、本格的に駅前広場や区画整理事業が始まれば、どこに何があったのかほとんどわからなくなってしまいます。
堀川運河の位置は、開発後も変わりません。
特に、折尾は、『石炭輸送の水運「堀川運河」と陸運「旧・筑豊本線」の移り変わりが見れる場所』です。更に、官営八幡製鐵所に多くの人を運んだ「旧・西鉄電車赤煉瓦高架橋」も、ねじりまんぼの赤煉瓦のある周辺が公園として残ります。
(3連高架橋の保存は未定)

3つ、全てが『立体交差』
- 「旧・折尾駅」は、『日本初の立体交差駅』で有名です。
- 「堀川運河」も、人工の川で、『川と川の立体交差』をし、折尾駅周辺では、短絡線や鹿児島 本線とも立体交差をしています。
- 「旧・西鉄電車9連赤煉瓦高架橋」も、『道路と短絡線と立体交差』をしていました。特に、道路と交差をする「ねじりまんぽ」といわれるトンネルは、日本最大級で、普通のトンネルと一緒に見ることが出来るのは折尾だけで、土木史の教科書的存在といわれています。
総合整備事業後との位置関係


授産品バザー
障害のある方が、
1つ1つていねいに心を込めて製作しました。
やさしさ・温かさが伝わってきます。
是非、ご来店ください!!
11月16日の授産品バザー販売額は・・・
「ミューズ」販売: 20、345円 「協力店」販売 : 2、200円 総販売額 : 22、545円