フレスタ― 2022年11月 215号
「折尾駅東駐車場」廃止のお知らせ
折尾駅南側駅前広場の市民トイレの裏側にある「折尾駅東駐車場」が、新々堀川移設工事及び 折尾駅南側駅前広場工事のため、12月1日から使用できなくなります。
この駐車場が使用できなくなる代わりに、折尾駅北側の駅前広場に駐車場が設置されます。
廃止される駐車場には、以前に取壊された「旧・西鉄電車の赤煉瓦高架橋」のオブジェがあります。
現在ある「ねじりまんぽ」を含む赤煉瓦3連高架橋が、残されるか取壊されるかは未だに検討中のようですが、オブジェや地上絵にするなど、何らかの形で残してもらえたらと思います。
折尾駅北側の道路工事の進捗状況
折尾駅北側の日吉台光明線(旧・199号線)の30m道路幅へ変更する工事がかなり進んでいます。
今まで2車線だった道路が4車線になり、自転車道もある歩道が設けられています。黒崎方面のJA付近から西日本シティ銀行付近までの道路工事はほぼ終了し、中央に分離帯の柵が設けられて、以前のように安易に道路を渡ることが出来なくなっています。
丸尾郵便局横の交差点から折尾駅の交差点までの約350mの間、遠賀信用金庫前の横断歩道でしか渡れなくなりました。(今まで2車線道路で横断歩道でないところを渡っていたのが危険だったのかもしれませんが。。。)
また、折尾駅から学園通りまでも途中で渡れる横断歩道も無くなりました。
総合整備事業の目的の1つに「線路による街の分断を解消する」とありましたが、整備後は道路により街の分断がされたような気がします。
今から高齢者が増え、車も乗れなく歩く人が増えてきます。足の悪い高齢者は100m歩くと休む場所が必要な方が多く、時折、道端などのちょっと腰掛けられる場所に座りこんでいる方も見かけます。最近はエレベーターの中にも椅子があるのを見ることがあります。道路にも植樹帯の柵を利用したり、ちょっと気軽に休める工夫がされ「人にやさしい街」になればと願います。
ナイトリバー 堀川運河
2022年10月29日、折尾駅南側駅前広場横の堀川運河で、「ナイトリバー2022 in なかま川づきあい交流会」が開催されました。今回も、堀川運河が流れている笹尾川の「水辺の学校」や中間市の「十五社神社前」など5会場での同時開催でした。
昨年は、白石書店やミスタードーナッツが入っていたビルがありましたが、今年は更地となり、レトロな飲食街など店も立退きのために閉店してネオンが消えていましたので寂しかったですが、折尾駅のコンコース前の工事用プレハブが撤去され、灯篭を飾っている場所までも折尾駅構内の電気で明るかったです。また、以前は川面に映る飲食街のネオンと旧・折尾駅舎のネオンが美しかったのですが、今は、折尾駅の構内やホームの電気が堀川運河と一緒になって新たな美しい風景になっています。
また、昨年はオリオンプラザビルが取壊された影響もあったのか風が強く、灯篭のろうそくに火を灯してもすぐに消えてしまい、消えたろうそくに火をつけて回るのが大変でした。
そこで、今年はLED のろうそくになったのですが、本物のろうそくに比べるとどうしても明るさが弱かったので、来年は紙コップを透明にするときれいなのかなと思いました。
「折尾駅高架下商業施設」大規模小売店舗法に基づく説明会
10月28日と29日に、『(仮称)折尾駅高架下商業施設』大規模小売店舗立地法に基づく 地元説明会が、オリオンテラスで開催されました。
【届出概要】
- 建物設置者:九州旅客鉄道株式会社
- 名称:(仮称)折尾駅高架下商業施設、住所:八幡西区鷹見町2431-2
- 小売業者:未定
- 新設をする日:区画⑥(折尾駅前広場に面する部分) 令和5年6月1日(予定)
区画⑦(福銀の裏側の部分;スーパー)令和5年9月1日(予定)
※実際の開業日は変更となる場合あり
- 物販店舗面積の合計:2,557㎡
(面積が1,000㎡を超える場合、地元への説明会が義務付けられている)
- 物販店舗の営業時間:最大24時間
- 駐車場:総収容台数として100台設置予定、出入口3ケ所(入口1、出口1、出入口1)
- 駐輪場:総収容台数として70台設置予定
【交通に関する事項】
この施設が開業する時は、折尾南北線(丸尾郵便局~鷹見)の高架下付近までしか完成していないため、下記のようにな交通予想になっている。
(将来は、旧西鉄電車の跡地が道路となり、それとつながる道路網ができる予定)

【バリアフリー/人に優しくない設計】
駐輪駐車場からスーパーや店舗へは一旦、高架下店舗の外側を通らないと入店できない。
※ 特に、スーパーの出入口は、区画6と区画7の間のみしかない。
現在、歩行者用の屋根が設置を検討中であるそうですが、雨風の強い時は少々の屋根では役に立たないと思われます。JRの高架下の施設なので、主に、公共機関を利用する人や徒歩で来られる方をメインに設計された商業施設のように感じました。
おりちょこランド(子どもの職業体験イベント)
10月23日(日)に、『おりちょこランド』という「子どもの職業体験」が、ドライビング スクール折尾で開催されました。
「おりちょこランド」という名称は、「折尾のちょこっとした国」という意味で、九州女子 大学の学生が提案し名付けられたそうです。
天気にも恵まれ、どこからこんなにも沢山のこどもたちが集まったのだろうかと思わせる賑わいようでした。
対象は幼稚園児から小学生までで、下記の様々な職業が体験でき、参加した子どもにはお給料として「地域通貨オリオン」が300オリオン支給されました。
子ども達は、支給されたオリオンを使い、キッチンカーなどで買い物をしたり、遊びブースで遊ぶことができます。
「野外体験ブース」では、①高所作業者乗車、②ショベルーカー操縦、③タイヤ屋さん、 ④ホットドック屋さん体験、⑤バーテンダー(ジュース作り)、⑥フランクフルト屋さん、 ⑦カレー屋さん、⑧整骨院の先生、⑨大工さん
「屋内体験ブース」では、⑩着物屋さん、⑪歯医者さん、⑫銀行員さん、⑬お金の専門家FP,
⑭JR運転士、⑮ラジオレポータ、⑯石鹸づくり、⑰介護士さん、⑱ドローン操縦士
「遊びブース」⑲北九州発祥の生涯スポーツ(サッセン)、⑳射的
飲食店では、注文をお客様から伺い、実際にカレーをついだり、商品を渡し現金を貰い釣銭を渡したりしていました。
JRの運転士さんは、実際に運転席の部分が設置され、前面にモニターで折尾駅周辺の景色が映し出され、この様にして本当の運転士になる時は訓練するんだと勉強になりました。
今回は第2回目でしたが、このような幼い頃から遊びながら様々な職業が体験できて、お金の流通の仕組みや有難さが解るこの取り組みはこれからも続けてほしいと思いました。
「私を知ってっちゃノート」説明会に参加して
「私を知ってっちゃノート」とは「老いを支える北九州家族の会」が、認知症になっても最後まで安心して幸せな生活ができるようにとの思いを込めて、プロジェクトチームを作って作り上げた認知症対策のノートです。いわゆる「エンディングノート」ではありません。
認知症は誰にでも起こりうる病気であることは周知の事実ですが、その対策として自分自身の基本的情報をきちんと書きとめておくことが大切で、認知症になってもその人の望む暮らしや思いが介護に反映されるように、元気なうちから書いておけるようにと作られたものです。
基本的情報とは自分自身の身体のこと(病気のこと、手術歴、今飲んでいる薬、延命治療についての考え等)暮らしの情報(自分の性格、趣味、好きなもの、好きな食べ物、学歴、職歴等)自分にとって大切と思われることは何でも書いておきます。
自分に関わってくれる人をできるだけ困らせない、自分の意志を尊重してもらえるそして自分の願いを知ってもらえるそれがこのノートを書く意味です。
「私を知ってっちゃノート」は認知症対策のノートとしてだけではなく、災害時に避難した際にも活用されるノートにもなりうると思われます。
厚労省の発表によると今後認知症患者数は飛躍的に増えると予想が出ています。一人でも多くの人がこの「私を知ってっちゃノート」を活用してくださることを願っています。
「私を知ってっちゃノート」についてのお問い合わせは下記にお願いします。
NPO法人「老いを支える北九州家族の会」093-882-5599