フレスタ―ニュース2022年6月号
超・待望の『多世代交流施設』オープン!!
「折尾まちづくり記念館(オリオンテラス)」
当会が、かねてより待ち望んでいた『多世代交流施設』がオープンしました。
旧・折尾駅(東口改札)前の「オリオンプラザ」1階に、『多世代交流施設・ゆめ広場』をオープンしたのは2016年4月でした。
この時は、九州で5番目の乗降数があり、高校5校・大学9校の最寄り駅にも関わらず、休憩の場もなく、学生はコンビニの前、高齢者はスーパーの階段などに座ってパンなどを食べている姿に見かねて、行政に要望をするも、「行政の制度上、子ども対象・高齢者対象と縦割りの居場所ならば作れるが、多世代が交流するような居場所や、飲食可能な場所は作ることが出来ない」ということで、交流の場を作ってもらえませんでした。
この様な縦割りの状況を改善すると共に、新しくできる街は『人にやさしい街』であってほしいと、飲食可能な『多世代交流施設・ゆめ広場』を民説民営で開設しました。
椅子も、テーブルも、棚も。。。 何1つなく、全てご寄付頂きました。家賃や光熱費は会費や寄付だけでは足らず、助成金の申請や、セミナー講師、バザーなどもしました。
・2006年4月~2010年8月までの約4年4ケ月の間、毎日、約100名の方に利用されました。
トイレの快適度は、街づくりのバロメーター
その当時、オリオンプラザには多目的トイレも無く、赤ちゃんが、オムツ替えをするベッドもありませんでしたので、介護ベッドを頂き、オムツ替えにも利用できるようにしました。
最近、折尾駅周辺はマンションが増え、子育て中の方も多く見かけます。また、男性も子育てを手伝う方も多くなりました。
そこで、男子トイレの中にも、ベビーチェアーなどが設置されました。
障害のある方にとっては、多目的トイレにしかオムツ替えが無いと利用がが難しくなります。今回の施設には、オムツ替えができる場所が多目的トイレ以外にもでき、更に、授乳室もできましたので、安心して出かけることができると思います。

利便性の高い施設
「折尾まちづくり記念館(オリオンテラス)」の館内は、
・無料のWi-Fiもあり、充電もできます!
・旧折尾駅の模型や旧部品の一部、総合整備事業の情報も展示中です。
・会議室、フリースペースの使用料は、空調込みの金額です。
■休館日:年末年始、 ■開館時間:9時~21時、
■住所:八幡西区堀川町5-23 ■093-482-7160
どなたでも、気軽に立ち寄れますので、是非、お越しください!!
( 隣接の図書館は7月1日(金)オープン)

新・折尾駅舎の「円形ベンチは、レプリカ?!」
「折尾まちづくり記念館に、旧・折尾駅の「円形ベンチの構成部材」が展示されています。円形ベンチの「背もたれ部分」と、「支柱と背もたれの接合部分である円形の の木材」です。 折尾駅の円形ベンチは、当初2つありましたが、入口と出口の改札口を1つに統合した折尾駅の大改修の際、1986(昭和61年)片側だけとなりました。
そこで、今回の新折尾駅舎の待合室の円形ベンチは、1つはレプリカだと思っていましたが、両方がほぼレプリカだとは、全く気づきませんでした。昔のような木目を活かせばいいのに、濃い茶色に塗られて、木目がほとんど見えなくもったいないと思っていましたが、どうしてそのようにしたのか、その理由が解った気がします。
新・折尾駅舎が昨年の1月から利用できるようになり、この円形ベンチを懐かしむ方や、駅を利用する方に利用され、以前の円形ベンチのように、人の衣服の摩擦で
磨かれ、ニスを塗ったようになってきています。
以前、どなたかが「レプリカも50年たてば歴史遺産だ」と言われていました。きっと、この円形ベンチも前の円形ベンチと同様に多くの方に親しまれ、歴史遺産となると思います。

折尾駅南側駅前広場の工事の進捗状況
3月に折尾駅構内の高架線路に移動した「福北ゆたか線の撤去作業」が進んでいます。
既に、鷹見口のホームも撤去され、もうすぐ、改札口の建物や、オリオンプラザの飲食街(折尾横丁)の撤去が始まります。
現在、ミスタードーナツの入っていたビルが撤去されています。
レトロな飲食街は、コロナの自粛営業からそのままお店を休業しているのか、閉店、又は移転をされたのか、営業していていない店が多くなり、ネオンが川面にも映らず淋しい通りになっています。来年の3月までに、多くの店が立ち退くようです。
「折尾保育所」も折尾愛真短期大学の下付近に移動が決定し、2024(令和6)年に移転します。
地上を走る線路が無くなり、本格的な区画整理事業が目に見えて始まりだしました。
折尾駅周辺のゴミ拾い「グリーンバード」再開!
コロナで中止となっていた「グリーンバード」が、集合場所を「自由ケ丘高校」から『おっちーハウス』に場所を変更して、再開しました。
グリーンバードとは、“「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに誕生した原宿表参道発信のプロジェクト”です。参加者は、学生や社会人など、年齢も職業もバラバラです。ゴミを拾いながらお互いに親しくなり、ゴミ拾いを楽しむというのが特徴です。
■ 開催日:毎月 第3金曜 18時~19時 ※貸出トングあり
■ 住 所:折尾1-5-5(表通りから少し奥まった場所)
■ 連絡先:090-2078-9995(落水)

補聴器を買うことにしました。その医者は「より聞こえるほうの片耳だけに装着してもよい。」
やむを得ず高額の「補聴器」を買いました!
数年前から耳が良く聞こえなくなりました。会議の時に少し離れた人の発言が良く聞こえない、特に早口で低い音でしゃべる人の話が聞き取れない、テレビでの人の話も音を高くしないと聞き取れないことを強く感じるようになってきました。 これ以上我慢しても人に迷惑をかけることになると思い、4月はじめに耳鼻咽喉科医院に行って検査してもらいました。そしたら特に右耳が正常な人の6割程度しか聞こえていないことが分かりました。放置しておけば悪くなるばかりとのことだったので補聴器を買うことにしました。その医者は「より聞こえるほうの片耳だけに装着してもよい。」と言われました。

2週間後にその医院に補聴器販売会社の方に来てもらってさらに細かい検査をしてもらいました。その検査はイヤホーンで片耳ごとに「あいうえ・・・」の50音を一音ずつ聞かせて、聞いた音を口で反復発音するというものでした。その結果驚いたことに右耳は正解率が約40%(左耳は80%程度)というものでした。つまり、人の話言葉の4割ぐらいしか正しく聞いていないというものでした。これでは音は聞こえていても人の話が良く聞き取れない、つまり「何を言っているのかわからない」と感じるのも当たり前です。
特に同じ母音を持つ子音(例えばーうーくーすーつーぬーふー)を聞き間違えていました。少しぐらい聞き間違えても人間の脳はこれまでの経験から話の筋が通るように勝手に言葉を判断していますが、6割も間違えては判断ができない、つまりその人は「良く聞こえない」と思ってしまいます。
それからしばらく補聴器を借りて使用してみることになりました。販売会社の人が言うには「補聴器を買った人の多くは騒音が聞こえてくるのを嫌がり、結局使用しないままになっているケースが多いです。慣れるまでしばらくかかるが、できる限りつけていたほうが早く慣れます」とのことでした。
私はまだあまり慣れていません。新聞をめくる音やコップを机に置くときの音、水道の流れる音、電車に乗った時など、これまであまり聞こえていなかった音が補聴器から聞こえてきます。食堂に入った時にBGMの音が高く聞こえて、前に座っている友人の話があまり聞こえないなどの経験をしました。
しかし結局購入することにしました。私が買ったものは両耳で、44万円もしました。しかし「もっと高性能のものは100万円以上します」と言われました。販売店に行けば中途で音量などの調整や修理はできるとのことでした。購入後1年間は修理代は無料、2~4年は定額料金、5年目以降は実費料金とのことでした。
電池式と充電式がありますが、充電式が多少高額になります。しかしずっと使用していると10日程度で切れてしまう電池の料金(電気屋さんで買えば1000円程度)も結構高くて、そのたびに買いに行くのも面倒なので充電式を買うことにしました。
当初の予想をはるかに超えて、大変高額な補聴器を買うことになりました。放置すれば増々聞こえなくなり、認知症につながる恐れもあるとのことで、やむを得ませんが、そのうちに購入補助制度ができればと思います。 (竹下秀俊)
